休日の公園
休日の公園,良すぎる.
今年に入ってから人とあまり話さなくなった.というより,平日休日含め,研究室にいる時間が圧倒的に増えたが,研究室で話す時間が圧倒的に減った.
そりゃ研究の話はするけれど,何でもかんでも思いついたことを話すようなことが無い.
正直一人の方が好きだと思っていたが,一人がかなり寂しいものだと気づいた.
今日も研究室で実験をしていた.もちろん人が来るわけない.一人だ.
適当に音楽を流しながら解剖していると,家族と友達でわいわいしようぜ!みたいな明るい音楽が流れてきた.
自分が一人であることが際立って悲しくなった.
そして改めて思い出す,今日は日曜,天気は晴れ.
一人で過ごすのが辛すぎて,赤の他人でもいいから家族関係,友達関係を肌で感じたくなり,散歩に出かけた.
研究室の近くに巨大な広場と巨大な遊具のある公園がある.
そこには自分の求めていた景色が広がっていた.
バドミントンをする親子,キャッチボールをする少年たち,赤ちゃんをあやすパパ,鬼ごっこをする子供,何気ない会話をしているママ友,娘を真ん中にして手をつなぐ家族,巨大な滑り台をキャッキャと駆け抜ける子供とそれを見守るパパ,レジャーシートで休む親子などなど...
知っている人はもちろん誰もいない.けれどもこの空間にいるだけで家族や友達同士のあふれ出た幸せの一部を受け取れるような気がして,笑顔になっていた.そして気がついたら1時間経っていた.
また一人の空間に戻るのが辛くて悲しくて帰りたくなかったが,変質者扱いされることに恐れ,帰ることにした.
想像以上の収穫だった.
休日の公園は愛に溢れていて,自分の心を満たしてくれる暖かい空間だった.
もう少しうまく表現したいところではあるが,とにかく公園だったからこそ,この素敵な気持ちを味わえたんだと思う.
また行こう.